【支援介助法の研修を開催しました】

【支援介助法の研修を開催しました】

 昨日6日に、廣木道心先生の「支援介助法」の研修会を開催しました。この研修は本来、くまさん横浜の職員(常勤・非常勤)と保護者のための研修会なのですが、一般の方へも開放しており、ご近所からも3軒の放課後等デイサービスの経営者や職員の方が参加されました。

 半年ぶりとなるこの研修では、今回は具体的な場面を想定した練習が中心で「殴ってきた場合の対応」「掴んできた場合の対応」「噛みついてきたときの対応」・・・等々、他害行為が起こった場合に、職員が傷つけられずかつ対象者も傷つけない対応方法をたくさん練習しました。

 またそれだけでなく「対象者が自分自身の顔を殴る場合」「対象者が自分自身に噛み付く場合」・・・など「自傷行為」時の対応方法(自分が傷つかずに行為を止める方法)も練習しました。

 相手との距離(「間合い」と呼びます)を取ることで接触を回避するだけではなく、ちょっとした体の使い方や動きのコツで、自分の体の状態だけでなく相手の状態まで変わってゆくことをみんなで体感し「ホントだ!重くなった!」「えー?なんで!?」などとの声が会場のあちこちから聞かれました。

 みな熱心にメモを取り、あっという間の2時間でしたが、他ではなかなか学べない特別な方法をたくさん練習した研修となりました。

 また大変ありがたいことに、研修終了後の午後は、廣木先生にくまさんの子どもたちを見ていただきました。

 廣木先生はご自身が介護福祉士でヘルパーとして放デイや生活介護事業所、B型作業所などに勤務された経験があるだけでなく、福祉の専門学校の講師として教壇に立たれていたこともある専門家です。 

 当日の活動「バランスボール」にご参加いただいたり、送迎車にご同乗いただいたりし、強度行動障害の児童が2割ほどになるくまさん横浜の児童の様子を見ていただき、色々アドバイスをいただきました。先生、本当にありがとうございました。

 くまさん横浜ではこうした職員の研修の機会をできるだけ設け、職員と活動の質の向上を目指しております。

 廣木先生、今回もまた本当にありがとうございました。また来ていただける日を楽しみに、職員一同お待ちしております!


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