【避難訓練を実施しました】

【避難訓練を実施しました】

 くまさん横浜では、年に2回、避難訓練を児童と職員が一緒になって行っています。実施は3月と9月。それぞれ大きな震災があった月(3月=東日本大震災、9月=関東大震災)と決めています。

 今年の9月の避難訓練は先週末の19日(土)に実施しました。

 避難訓練は、大きな地震がきたり火災が発災したりした場合に「くまさんの建物から公共の避難場所まで逃げる」訓練です。地域の「防災拠点」「いっとき避難場所」までの経路を覚え、速やかに移動することを目的としています。当日は、小学生から高校生まで一緒になって避難訓練をしました。

 くまさん横浜はビルの3Fに入っているので、避難はまず階段から始まります。先生たちがしっかりと
担当の児童と手をつないで階段を降りていきます。階段下の踊り場でいったん全員が集合したら点呼をとり、全員の安全を確認して、地域の防災拠点の日野南小学校に向かいます。

 ふだんの住宅街を歩いていきますが、途中、階段あり、坂あり、そして車も通ります。周囲の安全に注意しながら、先生たちと子どもたちが進んでいきます。

 当日は子供たち17人に対し大人が9人。全員で26人の大集団なので、なかなか全員が整然と進むこと自体が難しいです。そこで「車きましたー!白線の内側を歩いてー!」「ちょっと前ストップー!後ろと離れたよー!」と先生たちが声を掛け合いながら注意深く歩きます。

 目的地の「広域防災拠点」の日野南小学校の裏門に到着したら、ここでいったんまた全員の点呼をとり、安全を確認して少し休憩を取りました。この日は土曜日だったので校庭では地元の少年サッカーチームの練習が行われていました。

 しばらく休憩したら、次に「いっとき避難場所」の「日野町原第一公園」に移動します。ここは5分もかからない移動ですが、途中何回か車が通るため道の横断を中止しました。

 さて公園に着くと、さすがに子どもたちは目が輝きます(笑)。ここまで頑張ったごほうびに、みんなで公園遊びの時間を少し取り、遊んでもらいました。

 先生たちと鬼ごっこをする子、ブランコやすべり台で遊ぶ子、砂場で遊ぶ子・・・木登りを始める男の子たちもいます。今年は「ステイホーム」が長く、なかなか外遊びが貴重な年でした。避難訓練の最中ですが、子どもたちにとって「公園遊びの楽しい時間」ともなりました。

 こうして今年も「秋の避難訓練」を無事に終えました。震災は来ないに越したことはないのですが、万が一来た時に、子どもたちがみんな無事であるよう、くまさん横浜では備えをしています。


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