【埼玉の「きぼう」さんで餅つきやりました】

【埼玉の「きぼう」さんで餅つきやりました】

 年の瀬も押し詰まった大晦日。くまさん横浜の管理者が他の放課後等デイサービスにお邪魔し、餅つきをしてきました。埼玉県上尾市にある放課後等デイサービス「きぼう」さんです。

 「きぼう」さんは、PECSと呼ばれる絵カードでのコミュニケーションスキル、課題と呼ばれるさまざまな道具を使った訓練などを中心に、高度な療育活動を行っている放課後等デイサービスです。

 放課後等デイサービス きぼう ホームページ http://kibou.welfareservice-frontier.org/

 くまさん横浜とは全くタイプが違うプログラムがたくさん用意されており、それゆえに私たちが勉強させていただくことが多い事業所の一つです。実際、管理者の新野弘一良さんを、くまさん横浜の職員研修の講師としてお招きしたこともあります。

 またきぼうさんの方からも、管理者の新野さんや職員の皆さんが、埼玉からわざわざくまさん横浜の忘年会に参加されるなど、事業所どうしの交流もあります。

 この日は大晦日ということもあり、年に一回のご挨拶も兼ねて「餅つき」を行いました。と言っても臼と杵ではなく「餅つき機」による餅つきです。今年はくまさん横浜から1台持ちこんだ機械と、もう一つ「きぼう」さんでも1台ご用意していただき、合計2台で約4kgほどのお餅をつきました。

 前半、きぼうさんの活動(この日は「調理実習」と「課題」でした)の見学をさせていただいたあと、午後から餅つきになります。

 もち米を蒸す蒸気が上がり始めると、いい匂いがして子どもたちが寄ってきます。十分に蒸せたら機械が音を立ててお餅をつき始めます。ぐるぐると回っているところを見せると「センタッキ!センタッキ!」と指を指して叫ぶ子もいて「確かに、洗濯機にシーツ入れて洗ったら、こんな感じになりますよねー(笑)」と職員たちで笑い合ったりし、和やかな時間になりました。

 つきたてのお餅はアツアツのうちに職員さんが丸めて一口サイズにします。この日は「あんこ」「きなこ」「いそべ(醤油+のり)」の3種類から選んでもらいました。ノドに詰まらせないよう一個を小さく丸めていることもあり、子どもたちはパクパクと食べ、次こどもたちの々とおかわりにやってきます(笑)。つきたてのお餅は柔らかく、みんな「おいしい!」と喜んでたくさん食べてくれました。

 くまさん横浜では、こうした他事業所との交流を大切にしています。同業者どうしならではの共通の悩みもありすし、自分たちでは考えつかなかった手法や活動アイディアの発見もあります。本当は事業所どうしの連携や交流をもっと頻繁にしたいのですが、残念なことにお互いの営業時間が重なるため、他の事業所の活動を見学したり参加することは、ふだんなかなかできません。

 ですからくまさん横浜の職員たちはこうしてお休みの日に、機会を捉えて他事業所の見学などに行ったりしています。こうしたことが広い意味での職員への研修となり、ひいてはくまさんでの子どもたちの支援の質の向上につながっていけばと考えています。

 令和元年もまもなく終わります。皆様良いお年をお迎えください。

 


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