【パラシュート遊びのねらい】

【パラシュート遊びのねらい】

 くまさん横浜で子どもたちがよく遊ぶ集団遊びの一つに「パラシュート」があります。ご覧の通り、薄い布でできたパラシュートをみんなで持ち、音楽に合わせてぐるぐる回ったり、上下にあおいで動かしたりする遊びです。

 もちろん「手や足を思う通りに動かす」「お友達と同じ動きに合わせて動く」といったこともありますが、音楽に乗って動作が進行するため、単に体を使うだけでなくリトミックのように「リズム感覚の養成」というねらいもあります。

 幼少期の子どもの発達と成長に「身体運動」の要素が欠かせないことは昨日の記事でもお話ししましたが、その際にはこうした「音楽」「道具」があるとぐっと運動しやすくなります。運動の指示はどうしても「言語」によるものになりますが、言葉から動作を想像しづらい子どもたちにとっては、音楽や道具=モノは具体的にわかりやすいダメです。

 ご覧のとおり、子どもたちは満面の笑顔で楽しみながらパラシュートを行います。くまさん横浜の広い方の指導訓練室(約50㎡)を存分に使って行いますので、みんなのびのびと思い思いに体を動かしています。

 写真では写っていませんが、最後は子どもたちをパラシュートの「中」に入ってもらい、周囲から先生たちが音楽に乗って上から下にバサーっとパラシュートをかぶせる運動があります。

 子どもたちには中から眺めてもらっているのですが、自分の周囲があっという間に七色に包まれ不思議な空間になります。そして次にパサーッと上がっていくと笑顔の先生たちが見えます。で、またまたバサーッと七色の世界になり・・・とこれが交互に繰り返されます。景色の変化(=切り替え)と視覚刺激も、やはり子供達の感覚発達や成長を促す活動です。

 障害あることたちの多くはいわゆる「視覚優位」の子が多く、こうした景色の変化をとても楽しみ、キャッキャと大喜びになります(笑)。

 くまさん横浜はこうした「楽しくて、ためになる」遊びを、学校帰りに子どもたちに提供しているデイサービスです。


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