【栗本先生の研修を開催しました】
【栗本先生の研修を開催しました】
くまさん横浜では、栗本啓司先生(からだ指導室あんじん代表)を月に一回お招きして、職員の研修を行っています。この研修には保護者の方にも無料で解放しており、毎月ご参加いただいている保護者の方もいらっしゃいます。
今月10月のテーマは「睡眠」でした。障害あるお子さんたちの中には睡眠のリズムを崩してしまうも多く、深夜まで眠れない、あるいは早朝から目が覚めてしまうということも多いのです。今回の研修では、どういうときに眠れないのか、そしてどのようにすればいいのか、ということを身体の発達と運動の観点からわかりやすく講義していただきました。
栗本先生の講義はいつも「ここまででなんか質問ありますか?」「これ分かります?大丈夫?なんか聞きたいことは?」と、参加者の理解の進捗を随時確認しながら進んでいきます。人数が多くないこともあり、わからない点を気軽に聞ける雰囲気で、疑問に思ったことはすぐその場で聞くことができる点が本当に素晴らしいです。
講義は2時間に及び、前半は「座学」で、いわゆる理論的な話が中心になりますが、後半ではワークで実際に体を動かします。
今回は「ヒモ」を使ったワークをやり、ヒモを一本使うことで身体意識がガラッと変わるのを実際に体験していただきました。それも腰に一本巻いた時と「たすきがけ」にしてみた時ではぜんぜん違う感覚になったりします。そしてその変わった意識で実際に「ハイハイ運動」「金魚運動」や「五本指いい子」など、子どもたちに対する様々な運動をやると、障害ある子どもたちが感じているある種の「敏感さ」のレベルを身をもって実感することができました。
くまさん横浜では、子供達の支援に携わる職員が色々な支援技術を習得し資質を向上させることを大切に考えており、各種講習や研修支援を行っております。そして保護者の方にもこうした研修を解放しており、くまさんだけでなく、ご家庭にもこうした専門家の技術に触れる機会を提供しております。
毎回好評の栗本先生のこの講座、来月の11月26日(火)で今年はフィナーレとなります。最終回の来月にご参加希望の保護者の方はぜひお早めにお申し込みください。
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