【寄付金で変わったタイマーを購入しました!】

【寄付金で変わったタイマーを購入しました!】

 先日、くまさん横浜に篤志家の方から寄付金を頂戴しました。これまでも文房具や日用品、おもちゃなどは全国の心ある皆様からご寄付で頂戴していましたが、現金のご寄付ははじめてのことでした。職員たちで話し合った結果、これまで欲しかった「視覚支援タイマー」を購入しました。ご覧のとおり、ちょっと変わったタイマーです。

 このタイマー、アナログの「針式」なのですが、ご覧の通り残り時間が「量」で見えます。セットすると時間の経過とともに赤い部分がだんだんと減っていき、最後に0(ゼロ)になったらピピッ♪とアラームが鳴ります。

 たとえば子どもたちに「お絵かき、あと10分ですよー」ということを言葉で伝えても、言葉が分からない子、時計を読めない子(が大半ですが)にとっては、よくわかりません。が、このタイマーだと「だんだん残り時間が短くなっていく」のが目で見えるため、わかりやすいのですね。

 こうしたタイマーひとつとっても、障害ある子供達にとって効果的な道具というものが実は色々あるのですが、この分野は何しろ高価なものが多く、限られた予算の中で毎年少しずつ揃えるしかありません。今回いただいた寄付金で、この視覚支援タイマーを「壁掛け兼用」の大きいサイズのものと「デスク用」の小さいものと、ゼイタクに大小2つも購入することができました。

 今回寄付金を頂戴しましたM・K様、心温まるご寄付を本当にありがとうございました。子どもたちの療育活動がまたこれで進めやすくなります。M様に買っていただいたこのタイマーを使い、一人でも多くの子供達が「時間の概念」を身につけられるといいなと願っております。このタイマーを子どもたちと長く大切に使わせていただきたいと思います。

 


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