【食器拭き】

【食器拭き】

 くまさん横浜では子どもたちに毎日おやつを出していますが、そのおやつを食べたあとの「食器拭き」は子どもたちにやってもらっています。

 お皿だけでなくコップもありますし、日によってはおやつで使ったフォークやスプーンや調理器具もあります。形の違うものをそれぞれふきんで拭いていくわけですが、ふきんでただ撫でるだけでなく、まあるい水玉が残らないようにしっかり拭かないといけません。

 実はこの「食器拭き」は、手指の巧緻性や注意力、認識力が試されるむずかしいワークでもあり、本当は毎日ご家庭でもされるとよいのです。しかしいろいろな事情で実際にはご家庭では難しいことが多いですから、こうして私達のような事業所で練習してもらえればと思っています。

 ご覧の通り、「難しいワーク」にもかかわらず、みんなでお友達とみんなでワイワイ言いながらやると、なんとなく一緒にやってしまいます(笑)。まずは子供のうちに「やること」を習慣化してあげれば、あとはその完成度を高めていくだけです。大人になって例えばグループホームなどで生活しても、「自分の食べたお皿くらい自分で洗って拭ける」なんてことができれば、他者との共同生活の可能性がぐんと高まります。こうしたことも小さいうちから意識して習慣化できれば、とくまさん横浜では考えています。

 保護者の方からも「くまさんに通うようになってから、おうちでも自然にお皿ふきのお手伝いをするようになりました」との声もいただいています。子供達が将来大人になった時に、実際の生活で役立つ技術を---くまさん横浜は、今日も子供達が「明日への訓練」を笑いながらやっている放課後等デイサービスです。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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