【タキオンさんに見学に行きました】

【タキオンさんに見学に行きました】

 この夏休み、中高生の事業所見学・第二弾は保土ケ谷区の社会福祉法人・幸会様の「タキオン」事業所でした。幸会様は、保土ケ谷区や旭区、神奈川区などにいくつもの事業所を持つ大きな社会福祉法人です。今回はそのうち「タキオンブライト」「タキオンルミナス」という2つのB型作業所と、「タキオンライフ」というグループホームを見学させていただきました。

 「タキオンブライト」では、企業から外注で受けている健康食品の梱包・発送作業を見せていただきました。いずれも大人の障害者の皆さん方がテキパキと作業をしている姿に子どもたちも圧倒されます。またビジネスマナーの講習などもやっている職員研修ルームも見せていただき、働くということは、ただ単にお金をいただく作業をするだけではなく、職業人としてのスキルも身につけていくというご説明をしていただきました。

 次に車で「タキオンルミナス」に移動です。神奈川区の大きな倉庫にあるこちらの事業所では、ガス給湯器の解体・リサイクルや、携帯電話アクセサリーのリパック(再梱包)などの作業を行っています。こちらで、わざわざ作業体験をご用意してお待ちいただいていました。子どもたちは「ガス給湯器分解」と「携帯電話充電器の梱包」という2班に分かれ、それぞれの作業を体験させていただきました。

 「ガス給湯器の分解」は、電動ドライバーや電線カッターなどを使い、支援員の先生に手伝っていただきながらガス給湯器を分解していきます。高校生が軍手をし、エプロンをして作業している様子は、ちょっと大人に見えてくるから不思議です。
 また「携帯電話充電器の梱包」は、机に座って、実際に家電量販店に卸す商品を梱包させていただきました。学校などで使う模型などではなく「本物の商品」の作業なので、子どもたちもちょっと緊張しながら、でも興味津々で取り組みました。

 そして最後にはグループホーム「タキオンライフ」の見学です。こちらは職場ではなく「寮」というか「シェアハウス」になっている大人の方々の「共同住宅」です。しかし共同住宅とはいっても、リビングでお食事などはみなさん一緒に摂るものの、部屋はすべて個室となっており、プライバシーが確保されています。

 実際に生活されている個室を何部屋か立ち入らせていただき、見学させていただきました。職員や保護者からも「うわー、きれい」「こんな所に住みたいよねー」と感激の声が上がりました。

 今回、準備の段階から当日のご案内まで、くまさんの子どもたちのためにご尽力いただいた幸会の小清水様、誠にありがとうございました。おかげさまで子どもたちだけでなく保護者や職員たちも、「卒業後の大人の生活」を実感することができ、今後の進路選択の参考にさせていただくことができました。

 子どもたちは学校を卒業したあと、家から出て、仕事を持ち、社会の中で生きていきます。くまさん横浜では、夏休みなどを利用し、そうした「オトナの障害者の居場所」をできる限り数多く、子どもたちに実体験させたいと考えています。

 くまさん横浜は、障害あるお子さんの将来を真剣に考えている放課後等デイサービスです。

 

※事業所見学は、保護者の方の同行も可能です。ご関心のある保護者の方は個別に事務局までご連絡ください。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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