【公園遊びによって鍛えられる子供たちのカラダ】
【公園遊びによって鍛えられる子供たちのカラダ】
くまさん横浜では子供達が毎日色々な活動を行っていますが、その中でも「公園あそび」は頻繁に活動に取り入れられています。暖かくなってきたこともあって、この時期、子供達は毎日のように公園遊びに喜んで繰り出していきます。
くまさんが「公園遊び」にこだわるのは、子供達の成長は「心身」つまり「頭だけでなく体も」必要だと考えるからです。成長期の子供達にとって「運動」はもっとも重要な要素の一つですが、脳も臓器のひとつで体とともに成長していくため、脳の発達にとっても運動は重要です。くまさん横浜は幸いに指導訓練室が広い方ですが(小中部だけで65㎡)それでもビルの一室ですから、屋外の公園のほうが子供達ものびのびと体を動かせます。
広場で走り回ったり、遊具にぶら下がったり、ブランコでスピードや遠心力を感じたり・・・と子供達は夢中になって遊びながら「全身を使う」感覚を覚えていきます。また、自分が遊びたい遊具でも誰かが使っていると「順番こ」を覚えることで「社会性」も育まれます。公園遊びも遊びとはいえ子供たちにとって体を鍛え、成長の機会にすることができる大切な活動です。
とは言え、こうした公園遊びの効果がわかっていたとしても、障がいを持つ子をふだんからお母さんがお一人で公園に連れて行くことは、予想以上に大変なことです。学校帰りのくまさんが、そうしたところをご家庭に代わって担えれば、子供にとって成長の機会が広がると考えます。
一方「公園遊び」は、職員にとっては大変に緊張する活動です。というのは多動の児童をはじめ「どこに行っちゃうかわからない鉄砲玉」のような子たちもいるからです(苦笑)。遊具からの落下や事故なども起こりえますし、公園は私達の貸切ではないので、他の一般の方にご迷惑をおかけしないようにもしなくてはなりません。それでも、たまたま遊びに来ていたよそのお子さんたちと一緒に混じって遊ぶような機会もあり、貴重な体験ができることもあります。同行の先生たちは色々なことに気を配りながら危機管理をし、ひとりひとりの児童の動きをしっかりと追い、成長の課題を考えながら子供達にたくさん遊んでもらっています。
公園遊びの日は、おうちに帰ったあと子供達がぐっすりとよく寝ています、とご家庭からよくお聞きします。学校帰りに夢中になってたくさん遊び、おうちに帰って晩御飯をお腹いっぱい食べたらバタンキューと寝てぐっすり眠る・・・そうして気がつけば背が伸びていたり、体つきがしっかりしてきたりと、「成長を」ある時実感します。こうした子供の健康的な成長プロセスは、障がいの有無に関係ないなあ、と子供たちの笑顔を見ながらあらためて感じています。
くまさん横浜では、今日も子供達が元気いっぱいに遊び、笑い、楽しみながら成長しています。先生たちも子供達を追っかけ回しながら(笑)、毎日一緒に公園で走り回っている、元気と笑顔があふれるデイサービスです。
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