【ご飯を炊く練習】

【ご飯を炊く練習】

　中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTでは、調理活動で「ごはん炊き」を行っています。
これは、くまさん横浜NEXTの目的でもある「将来役立つ生活の訓練」の一環です。

　中高生にもなると、ご家庭でお母様が働いていらっしゃる共働きのご家庭も多いです。もし仮に、先に帰ってきた子どもたちが「ご飯を炊いてご家庭で待っている」ことができたら、お母様方にとって大助かりになる「お手伝い」ではないでしょうか。また将来大人になった時に、たとえ「一人暮らし」は難しかったとしても、誰かとの共同生活の中で「ごはん炊きはできる」技術が身についていれば、多くの人との役割を分担しあっての共同生活も可能になります。

　くまさん横浜NEXTでは、子どもたちが練習しやすいよう、まずはできるだけシンプルな炊飯器を用意し「線までお米を入れて」「線まで水を入れて」「スイッチを押すだけ」で炊くところから練習をスタートします。実は炊く前の「お米とぎ」は、多くの生徒にとって大変な作業なので、難しい生徒には「無洗米」を使用したりする場合もあります。

　炊いたご飯は、最初のうちは「おにぎり」にします。みんなラップの上のご飯をニギニギして、上手に作っていきますが、これは小学生の時もくまさんでは練習していますので、比較的上手にできます。また食べるときもこれでしたら片手でパクっと食べられますから、お茶碗やお箸を用意して使ったり、その後での「洗い物」などの色々な「ハードル」がありません（こうしたことは障がいを持つ子供たちにとっては結構ハードなことなのです）。この日は色々なふりかけを混ぜて、味をつけたご飯をおにぎりにしました。ご覧のとおりみんな笑顔でおいしそうにいただきました（^_^）。

　くまさん横浜NEXTでは、中高生の生徒たちが、ADL・IADLを中心とした、こうした「将来の来活に役立つ技術」を訓練しています。現在、まだ各曜日に空きがあり、新年度の中高生の生徒を募集中ですので、保護者の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください（^_^）。

Tweet