【湯河原温泉の足湯へ行きました!】

 

 早いもので本日で正月休みも終わりです。くまさん横浜は明日4日から通常営業を開始します。

 さて年末には、中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTで、湯河原温泉の「独歩の湯」という足湯まで遠足に行きました(^_^)。

 この活動の目的は、自家用車を使わずにバスや電車などの公共交通機関を使って周囲にご迷惑をかけないように目的地まで行き、公共の場所で楽しんでくるという訓練です。湯河原の足湯まではあえて送迎車を使わず、バス、電車、バスを乗り継ぐ片道約2時間の長旅です。

 公共交通機関の利用は、1.決められた時刻に 2.決められた場所(ホームやバス停)に行き、3.決められた乗り物(方向や行き先に注意) に間に合うよう行かねばならず、これが子どもたちにとって将来、社会に出て生きていく上での大切な訓練となります。が、同時にこれは障害を持った生徒達にとってはちょっとした「冒険」なのです(^^;)。

 朝一番にくまさんに集合したら、トイレだけ済ませてすぐにみんなで出発しました。バスに乗ったり電車に乗ったりして湯河原まで行き、最後のバス停で降りると、せせらぎのある山の中に、たくさんの足湯がある施設にたどり着きました。

 途中の山道のベンチで持参したお弁当をみんなで食べたら、いよいよ足湯です。この「独歩の湯」の足湯の施設は全部で9つもあり、泉質によって別れていたり、熱い湯やぬるい湯、そしてジェットバスのように泡が吹き出ているものもあり、みんなであちこちに足を浸けて(笑)、遠足の足の疲れを癒やしました。

 こうして生徒たちは足湯を存分に楽しみ、夕方までにくまさんに戻ってきました。中高生専用のデイサービス、くまさん横浜NEXTでは、冬休みのように長い時間が取れる時には、このように遠出を心がけています。大人になるに連れて社会に出ていく子どもたちは、まず交通機関や店舗といった「公共の場所」に慣れる必要があり、そこでのルールを学ぶ必要があるからです。

 公共の場所では静かにする、よその方とぶつからないよう気をつける・・・こうしたことを繰り返し訓練していくうちに、子供たちは「公共」という概念を覚え、そこで生きていくことを学んでいきます。このことが、大人になっていく子どもたちにとって重要なステップである、とくまさん横浜NEXTでは考えています。

 さあ、2017年が始まりました。くまさん横浜では、今年も障がいを持った子どもたちにとってよりよい成長の場であるよう、職員一同努力してまいりたいと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!(^_^)

※中高生専用のデイサービス くまさん横浜NEXT では、現在、中高生の生徒を募集中です。ADL・IADLを中心とした、様々な課題に子供たちが取り組んでいます。各曜日にまだ空きがありますので、保護者の皆様は、どうぞお気軽にお問い合わせください(^_^)。


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