ひらがなの練習

ひらがなの練習
















 

【ひらがなの練習】

 

 くまさん横浜では、子どもたちが「ひらがなの練習」をやっています。

 

 あらかじめ書かれたお手本の上をなぞってもらい、一つ一つの字の形を覚えることを繰り返してもらいます。障がい児の場合、学校でふつうにやるような「教科書などのお手本を見ながら白紙に書いてもらう」方法よりも、こうして直接なぞる「模倣」から入ると、理解しやすく、興味と集中が続く子が多くなる気がします。

  

 「字の練習」自体はすでに午前中に学校でもやっていますから、放課後のデイサービスの時間では、学校とはまた違ったやり方で、児童の意欲を刺激し興味を持続させる方法が必要です。そこはまさに職員の先生方の「腕の見せ所」ですが(笑)、おかげさまで中には自分でこれは「お勉強」と呼び、くまさんに来るなり「お勉強、やりたーい!」と自ら取り組むような子も出てきました。

 

 こうした訓練を行う際に職員が気をつけていることはいくつもありますが、何よりも「根気よく」接することは最も重要です。文字を覚えるなどの基礎訓練は、今日やったから明日からすぐに使える、という性質のものではありません。何回も繰り返し繰り返し、飽きるほど反復し「体に染み込ませる」ことが大事です。

 

 そしてそのためには、子どもたちが興味と意欲を持続させ、自ら「やりたい」と思う必要があります。これはマネジメントの世界では専門的に「モチベーションの維持」と呼ぶのですが、くまさん横浜では職員がここに気を配っています。 

 

 子どもたち、特に障がいを持つ子どもたちにとって、言語の学習、とりわけ「文字の習得」はなかなか大変なことです。でもこれが自由にできるようになると、彼らの将来はまったく違ったものになります。そしてこうした基礎訓練の成否を決めるのは、何と言っても「量」です。つまり一回一回の習熟度よりも「数稽古」が大きく左右するのです。

 ですから、学校でやっていることでも、大事なことはもう一度も、放課後に繰り返しできるよう、くまさん横浜ではこうした時間も大切にしています。

 

 くまさん横浜は、子どもたちの成長と将来を、真剣に考えているデイサービスです。 

 


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