人生ゲーム

人生ゲーム














 

【人生ゲーム】

 

 くまさん横浜は障がい児の施設ですが、ひとくちに「障がい児」と言っても様々な子がおり、時に大人が驚くような能力を見せてくれる子もいます。

 写真は「人生ゲーム」を楽しむ小学生の児童たちです。「え!?知的障害児でそんなことができるの!?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです。こうしたボードゲームは、下記のような、高度で複雑なプロセスと思考を必要とします。

 

 

①ルーレットを回し、出た数だけコマを進める

②進んだ先のコマに書いてある指示を読む

③指示に従い、保険をかけたり、株券を買ったり、結婚したり、

 不動産を買ったりする

④随所でお金の計算をする必要がある

 

 

・・・などなどです。

 

 しかし、発達障害の中でも知的障害を伴わない場合、もしくは軽度の場合、こうした複雑で知的な作業でもできることがあります。そしてこうした能力は繰り返し訓練することで、鍛えられ上達していきます。

 

 くまさん横浜の場合は、職員がついてルールを教え、カードなどの読み方がわからない場合は読んで意味を咀嚼してあげるなどの介助をし、遊びながらこうした訓練を行っています。

 以前にご紹介したUNOの場合もそうですが、こうした高度なゲーム類は、慣れてくると子供たちの方が上手になって職員が負けることがあり、先生たちもメンツにかけてがんばっています(笑)。

 時々子供たちが「火災保険の満期で、掛け金が戻ってくる!」などと話しているのを聞くと、訓練次第で子供の能力は開花するのだなあということに驚きと希望を希望を感じたりもしています。

 

 くまさん横浜では、幅広い障がいの領域の子供たちが通っています。広汎性発達障害(アスペルガー、自閉症スペクトラム、ADHDなど含む)やLD(学習障害)の子供たちなども受け入れております。そのようなお子さんをお持ちの保護者の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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