「釣り」ゲーム

「釣り」ゲーム
























 

【「釣り」ゲーム】

 

 先日、くまさん横浜では「釣りゲーム」を行いました。

 

「釣る」対象は魚ではなく(笑)、子どもたちの好きな文房具やおもちゃの入った「プレゼント袋」です。袋の表にはヒモで輪っかがついており、そこを狙って釣り糸の先についてフックで上手に引っ掛けていきます。

 

 手で直接フックに掛けるのでもなかなか難しいのですが、ユラユラと揺れるヒモの先についたフックで上手に輪っかに引っ掛けるのは、至難の業です。子どもたちにとってはよい「集中力の維持」「指先の巧緻性」の訓練になります。なかなかうまく行かずに手でとってしまう子もいますが、それは「反則」なので、元に戻されてしまいます(苦笑)。「決められたルールで、あきらめずに続ける」ことも身につきます。

 中には、なかなかうまくいかないお友達を横から見て「もっと右!右!」「そこで上!」と応援したり声をかけたりしてくれる児童もいて、なかなか盛り上がりました。それだけに、取れた時は「ヤッター!」と笑顔が広がります。「思い通りにいかない苦労を乗り越える」体験も、人生には欠かせない貴重な体験なので、全員が取れるところまで頑張りました(^_^)。

 

 釣り上げた袋は、子どもたちへのプレゼントとしてご家庭に持ち帰ってもらいました。みんな自分の「釣果」に喜んでいました(^_^)。

 

 くまさん横浜では、障がいを持つ子どもたちに対し、多くの訓練課目を用意しています。中には難易度の高いものもありますが、その場合でも、こうして楽しみながらできるように工夫しています。子どもたちが楽しく遊びなから、でも、将来に役立つような訓練になるよう、職員は日々心を砕いています。

 

 


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