手作りの積み木

手作りの積み木


















 

【手作りの積み木】

 

 先日、ツバサビルの大家さんが、ヒノキの材木片をたくさん持ってきていただきました。聞くところによると、お仕事の現場でたくさん出た材木を、くまさん横浜の子供たちのために、適当な長さに切っていただいたそうです。

 「積み木で使えるんじゃないかと思って。切っといたから、ちょっとヤスリとかかけて、子供たちに使ってあげてー」とのことでした。袋いっぱいにどっさりいただきました。

 

 大家さんのご本業のお仕事は、左官屋さんで、建築現場に行かれるお仕事です。今回はきっと高級な住宅の建築現場だったのではないでしょうか。柾目のひのきは、木片になってもとてもいい香りがしました。

 さっそく非常勤の大竹先生が、わざわざ日曜日に休日出勤をして、200個近い木片のすべてにサンドペーパーを掛けてくださいました。角を取り、ササクレや出っ張りを滑らかにして児童が遊んでもケガをしないように、との配慮です。

 

 子供たちに出してみると、人気のおもちゃになりました。シンプルな木片で、デザインどころか塗装もしておらず、サイスもバラバラですが、却ってそれがいいようです。

 長いもの、短いもの、太いもの、細いもの・・・と様々な形の積み木を組み合わせ、ナマの木の手触りや香りを楽しみながら、子供たちが一生懸命遊んでいます(^_^)。バランスを取りながら高く積んでみる子、積まずに机の上で並べて見る子など、みんな思い思いの方法で遊んでいます。

 くまさん横浜には、実はこうした「手作りのオモチャ」がいくつかあり、職員が作ったものもあります。こうしたオモチャは電子ゲームやスマホが全盛の現代ではもしかしたら「古臭い」のかもしれません。しかし、子供たちにとって触感や嗅覚なども遊びの中で刺激していければいいなと思い、こうしたものも用意しています。

 

 ツバサビルの田中社長様、今回も貴重な積み木をありがとうございました。また非常勤職員の大竹先生、面倒で大変なヤスリがけの作業、お疲れ様でした(^_^)。

 

 


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