「気持ち」で、行こう。

「気持ち」で、行こう。


 

「目の前の、ていねい」

<くまさん横浜、コトバリキ(言葉のチカラ)編【壱】>

 

~ 一人の人間と、一人の人間が、出会い、今日の時間を過ごしている。~

 

 

「野球というのは不思議なもので、道具を大切にする気持ちが、技術を向上させるんです」 (2015.11.19 朝日新聞「折々のことば」から)

 

東京六大学野球での連敗記録(94連敗)を止めた時のコーチが、元・中日ドラゴンズの主軸打者だった、谷沢健一さん。選手たちに攻・守プレイの根拠を問い、ロジカルに得点法を教え導くと同時に、道具の取り扱い方から伝え始めたとのこと。

“心の配り方”から。そこにもチームづくりの大基、礎があるということだったのでしょう。

 

うなづけることがあります。日常の暮らしの中のなんでもないこと、繰り返し行っていること。たとえば、物を補修する(破れた書類にテープを貼ったり、棚を修理するとか)、新聞紙や雑誌を束ねて縛る、歯を磨く、部屋を整理する、朝の体操法などなど…なんでも。

 

ふだん、”無意識日常化”
していることに、「いま、そのことをしている」という意識をちゃんともって、気持ちをこめて向き合うようにする。⇒ そのことで、「どうしたら、より良くできるか」という思いが湧きやすくなる。⇒ ”思考習慣化”できた物事は、アタマの片隅でつねにカイゼンスイッチがアイドリング状態で作動しているから、「あ、今度はこうしたら、もっと良くなるんじゃない?」という、思考&試行錯誤の好循環が生まれやすくなる。と思うのです。

 

個人の小っさな話ですが、歯磨きは、いまは手磨き。バス法で、ペンシルグリップで、手首の力を抜き、左前上の奥歯から、一本ずつ10数えては、隣の歯に移る…などということをやっています。これがいいのかはわかりませんが、朝の歯磨きをどうしたら気持ちよく、効果的にできるのか?
というカイゼンスイッチが洗面所の前で入るので、時に物事のやり方を変えてみようかという行動やていねいさにつながります(時々は手抜きもしてしまいますが)

 

”考える”ことは、「あ、こうしてみよう」「誰か同じこと書いてない?(ネットに)」とか、「こんな理論・方法があるね」の知識を求める”考動”となり、一つの自分の型(フォーマット)が出来上がる。

 「○○を、○○の時間を大切にする気持ち、心の配り方が、つながる日常と連携し、自分の技術=公私生活での行動、対応への技術を磨くことにもなる」。いろんなことに通じることなのでしょう。

 

私たち、くまさん横浜の場は、子どもたちが集い、一人ひとり違う(子どもたちも、職員も)人間と人間が交わり、一緒に時間を過ごす場所です。みんなの居場所を育むために、昨日も場の安全環境づくりについて、職員間で意識をあらたに取り組もうと話をしたばかりです。

 

「目の前の、ていねい」と、意識を向けることで、今日から明日につながる”笑顔の基”に、個人と職場が気づいていけることがあるのだと思います。

 

【本日の届け歌♪】その時生まれたもの https://goo.gl/EMygXg

 

くまさん横浜のブログは、複数の職員が日々の活動と視点を通して綴っています。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。