「折りたたみ」の訓練

「折りたたみ」の訓練


















 

 くまさん横浜では小・中学生の障がい児童(生徒)をお預かりし、療育-訓練を行っていますが、そのこの学齢によって療育活動の重視されるポイントが変わります。

 低学年のうちは「集団行動訓練」「生活動作訓練」などが中心で、主に「ご家庭で日常生活をスムースにおくれること」「外や学校など他人の集団の中で行動ができる事」などを目標においています(実際には個別の支援計画に基づき、個々の児童の療育目標は個別に異なります)。そして学年が上がってきて中学生になると、訓練の内容は次第に「就労」や「職業訓練」を意識したものが多くなります。

 

 写真は中学生のA君の「ビニール袋たたみ」「新聞紙たたみ」です。井田先生が個別について作業を指示しています。指示に従ってきちんとビニール袋や新聞紙をたたみ、最後に輪ゴムをかけて仕上げてくれました。こうした一見カンタン見える単純作業でも、実は「角を合わせる」とか「決められた幅に折る」という作業は難しく、児童(生徒)に取っては良い訓練になります。A君は中学生のお兄ちゃんなので、机に座っての集中力がある程度続くため、この日は各項目合わせて30分以上、こうした作業を行いました。

 
 くまさん横浜では、児童たちがただ「楽しい」だけではなく、それぞれの子供たちにとって、「将来に必要な技術を少しでも身につける」きっかけとして、役立つ場所でありたいと考えています。

 


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。