【早稲田大学・発育発達研究所の内藤先生がお越しになられました!】
【早稲田大学・発育発達研究所の内藤先生がお越しになられました!】
昨日、早稲田大学・発育発達研究所の内藤隆博士(スポーツ科学)が、くまさん横浜にお越しくださいました。
内藤先生とくまさんは、知的障害のある子どもたちのための能力開発体操「発達体操」を、一緒に研究-開発させていただいています。この日は小学部とNEXTの子どもたちが、それぞれ発達体操に取り組む様子を先生にチェックしていただきました。
「発達体操」のもとになっているのは、内藤先生が今、世界から注目されている「子どもの認知機能に影響を与える短時間・低強度の運動プログラム」の調査研究です。
■3分30秒の軽い運動が子どもの認知機能を向上させる」https://www.nature.com/articles/s41598-025-27358-2
こちらは昨年末に発表されると、有名な「ネイチャー.com」のウェブに掲載され、またたく間に同サイトの「世界中でもっとも読まれている論文の上位1% 」に入りました。
「5分以内の軽運動が人の脳に影響を与え、有意差が認められた」という調査研究は世界で初めてであり、この研究は今年の第24回日本発育発達学会でも「最優秀研究賞」を受賞されました。現在、この理論と研究を元に、先生があらたな障害児用の運動プログラムの開発をされており、くまさん横浜がお手伝いさせていただいています。
当日は、まず小学部で、肩に指を当ててひじを大きく回したり、両手を頭の上で伸ばして体を横に倒したり、といった体操から始めました。なかなか思うように体が動かずお手本通りについていけない子もいましたが、「片足バランス」では、ぐらぐらしながらも両手を広げて、一生懸命に立とうとする姿も見られました。
内藤先生も子どもたちの中に入り、後ろから手を添えて動きを一緒に確かめてくださいました。子ども好きな優しい内藤先生とに抱っこされて思わずにっこりする子も。最後の「親指-小指のワーク」では、なかなか難しい動作を、自分の指を見つめながら一生懸命挑戦する子もいました。
1時間後に内藤先生に中高生のクラス「NEXT」の教室にいらしていただきました。
こちらでは中高生のお兄さん・お姉さんたちが真剣な表情で取り組みました。手を組んで頭の上に伸ばすストレッチ、腰に手を当てての腰まわし、片足バランス・・・などなど、一つひとつの動きを確かめながら進めます。うまくできて褒められると、とびきりの笑顔! 後ろでは内藤先生も一緒に体を動かしながら見守ってくださいました。
今回、先生に実際の様子を見ていただいた上で、子どもたちが帰ったあとに施設長と今後のプログラムの組み立てなどをについて話し合いの場を持たせていただき、子どもたちがより取り組みやすくなるための工夫を一緒に考えていただきました。その中で「脳と運動の関係」「バランス運動は前頭前野部の血流を大きく増大させる」といった貴重なお話をたくさん聞かせていただき、今後のくまさんの活動に活かせる内容をたくさんいただきました。
成長期の子どもたちにとって「運動」は大事な成長要素の一つです。 特に知的障害児にとって「脳の前頭前野の血流を増やす」運動種目は、子どもの認知機能や運動機能の向上といった障害の克服に大いに役立ちます。ところがたとえば「ラジオ体操」などの一般向けの体操は、重度の知的障害のある子どもたちにとって、動作が複雑すぎたり速すぎたりして「難しすぎる」場合が多いのです。そこでくまさん横浜では「障害ある子どもでもできる」「簡単で効果のある」運動プログラムを、専門の研究者と一緒に開発しています。
内藤先生、お忙しい中いらしていただき、本当にありがとうございました。 引き続き、障害ある子どもたちのためにお力をお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします!
当ページで使用している写真の無断コピー/使用はご遠慮ください。



