【スクラッチアートでハロウィンの壁絵を作っています!】

【スクラッチアートでハロウィンの壁絵を作っています!】

 今週は、小学生のみんなで「スクラッチアート」に取り組み、ハロウィンの大きな壁絵を制作しています。

 スクラッチアートの台紙も、子どもたちと一緒に手作りしました。画用紙にクレヨンで色とりどりに塗り、その上から黒のアクリル絵の具を厚く重ねた二層の紙です。表面の黒を削ると、下に隠れていたクレヨンの色が現れます。この台紙をコウモリ、おばけ、カボチャ、お墓などの形に切り、一人ひとりが模様を削っていきました。

 削るための道具も、子どもたちの手作りです。割り箸を小さな鉛筆削りに差し込み、くるくると回して先をとがらせます。片手で鉛筆削りを持ち、もう一方の手で箸を回すのは、思いのほか難しい作業です。職員が鉛筆削りを支えたり、そっと手を添えて一緒に回したりしながら、少しずつ仕上げていきました。先がとがってくると、うれしそうな笑顔を見せてくれる子もいました。

 道具がそろったら、いよいよ削る作業です。黒い面を割り箸の先でなぞると、線の下から赤、黄色、緑、青、紫と、虹のような色が次々に現れます。カボチャは、目と口の部分にオレンジ色の色紙を貼り、そのまわりを丁寧に削っていくと、鮮やかな色が浮かび上がってきました。

 紙に顔を近づけて、じっと手元を見つめる子。線を何本も重ねて、紙いっぱいに色を広げていく子。取り組み方は一人ひとり違います。削った紙を持ち上げ、出てきた色を眺めてにっこりする子もいれば、職員と一緒に削りながら声を上げて笑う子もいて、どの子も自分のペースで作品づくりを楽しんでいました。

 作品ができあがったら、壁に貼っていきます。壁には、オレンジ色の夜空に大きな月、ほうきに乗った魔女、お城、枯れ木を描いた背景を用意しました。「どこに貼ろうかな」と場所を考えたり、背伸びをして高いところに貼ったり、職員と一緒に手のひらでしっかり押さえたり。自分の作品が壁に加わると、うれしそうに振り返って笑顔を見せてくれました。

 できあがった壁絵を近くで見ると、一つひとつの模様がまったく違うことに気づきます。細い線が幾重にも重なり、虹色に輝いて見えるカボチャ。羽いっぱいに色が広がったコウモリ。顔を描いてもらった、ちょっとゆかいなおばけ。同じ台紙と同じ道具を使っても、削り方ひとつでこれほど違う作品になるのが、スクラッチアートの魅力です。

 台紙づくりから道具づくり、削る作業、そして壁に貼るところまで、子どもたちが自分の手で取り組んだ壁絵です。作業の合間にたくさんの笑顔が見られる、楽しい活動になりました。来週もう少し手を加えたら完成となりますが、なかなか見応えのある作品ができあがりました。

 ハロウィンの壁絵は、10月の間、支援訓練室に飾る予定です。ご来所される機会がある方は、ぜひ子どもたちの力作をご覧ください。


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