【科学の力でおしっこを測定しています!】
【科学の力でおしっこを測定しています!】
くまさん横浜では障害児支援の現場で新しい技術の導入を進めています。私たちは福祉のDX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線に立ちたいと願い、様々なデジタルツールやシステムを導入し、福祉業務の効率化を目指しています。
私たちが追求する福祉のDXは、単なる業務の効率化にとどまるものではありません。保護者や支援者の負担を軽減し、その分の時間やエネルギーを子どもたちの療育に注力することで、より快適な環境を提供し、療育の質を向上させることが大きな目的です。
例えば、連絡帳にはクラウドシステムを導入し、職員はスマートフォンを利用して音声入力で連絡帳や実績記録表を作成しています。また、保護者もスマートフォンからログインし、デジタル印鑑を利用することで手続きの簡略化を実現しています。
さらに、毎日の指導訓練室や職員室の清掃業務は「床のバキューム→モップでの水拭き→使ったモップの洗浄→モップの乾燥」まで最先端のロボット掃除機で行っており、職員がスマートフォンを使って管理しています。
そして、次の革新的技術の導入として、注目を集めているDFree社との提携による排尿予測機のPoC(実証実験)を現在実施しています。
この技術は、おへその下に取り付けたセンサーが超音波を用いて体内の膀胱の状態を測定し、現在の尿量を10段階で表示するシステムです。この情報を基に、職員が適切なタイミングでトイレに誘導することで、「おもらし」を防ぎ、子どもたちと周囲のストレスを軽減する環境を作ります。
DFreeは、すでに高齢者の介護施設で実績がありますが、今回の実験により知的障害児のニーズにも応えることが期待されています。
児童の場合、成長過程にあり個体差が大きいため、排泄のタイミングを一人ひとりに合わせてカスタマイズすることが重要です。これによって、子どもたちは身体の感覚を通じて排尿のタイミングを学び、失敗が減少することが可能になります。
数年前には想像もできなかった技術が、今や放デイで手軽に使えるようになっています。現在、横浜市内の放課後等デイサービスでこのDFreeを(まだ試験の段階ですが)導入している事業所はくまさんだけで、職員たちも新しい科学技術やシステムに触れ、新鮮な感動を得ています。
くまさん横浜は、ただの放課後等デイサービスという枠組みを超え、福祉の未来を切り拓く先駆者でありたいと考えています。
既に個別支援計画の作成にも生成AIを導入しており、連絡帳作成にはクラウドデータの写真共有を実施し、各分野で今まさに進化を遂げる技術と共に歩んでいます。職員たちは業務の効率化を図りつつ、その空いた時間とエネルギーを最も大切な「子どもたちとのつながり」に投入し、支援の質を高めることに情熱を燃やしています。
こうした用途に必要なため、くまさん横浜では社員全員にiPhoneとノートPC、専用のメールアドレスが支給され、パート職員にも当日現場で使用するスマートフォンが渡されていて、業務がデジタルチューニングされています。
私たちは「DX技術と人間の協働による支援の質の向上」を目指し続ける放課後等デイサービスです。
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