【SELP杜さんに見学にいきました】

【SELP杜さんに見学にいきました】

  以前の投稿でもご紹介しましたが、中高生専用の放課後等デイサービス「くまさん横浜NEXT」では、夏休みに「事業所見学」を開催していますが、今年最後のフィナーレを飾ったのは栄区のB型作業所「SELP杜」(社会福祉法人ル・プリ)様でした。

 こちらは(くまさんのある)港南区のお隣の栄区でもっとも大きな社会福祉法人さんです。横浜市から地域のケアプラザの運営を委託されていたりする地域では有名な「大企業」で、くまさんの卒業生でも働いている障害者がいます。

 こちらでは障害のあるみなさんがパンやうどん、豆腐やお皿などを作っていたり、ケアプラザの1Fにカフェを出されていたりしています。

 3Fにある「麺工房」「豆腐工房」はあまり広くないため、皆様のお邪魔にならないように、当日は見学者を少人数にグループ分けして、交代で見学をさせていただきました。訪問が午後だったのですでに製造作業は終了していましたが、みなさんが片付けや清掃などをされていらっしゃる様子が拝見できました。

 そしてその間待っているグループは1Fのカフェや販売コーナー(パンや麺や豆腐などをこちらで販売しています)でお待ちいただきました。ありがたいことに当日はくまさんの子供たちのためにカフェを貸し切りにしていただき、一般の方にご迷惑をおかけすることなく利用させていただきました。
 

 所内では障害ある方がコーヒーを運んできてくれたり、売れたパンの補充を棚に出していたり、レジに立っていらっしゃったり・・・と、みなさんごく自然に働いていらっしゃいます。保護者の皆さんはお子さんと一緒にカフェでお茶やお菓子などをいただきながら、働く方々にご自身のお子さんの将来を重ね合わせられて見ておられたようでした。

 もちろん、障害ある方々がスムースに働けるようにするために、役割分担やマニュアル化や視覚構造化などが工夫されており、大きな社会福祉法人さんだけにとても行き届いた社内体制が作られており、くまさんの職員たちも大変勉強させられました。

 放課後等デイサービスは文字通りふだんは「放課後」の短い時間だけの活動しかできません。そうした「外の社会」を知る機会がなかなかなく、子どもたちにとっても職員にとっても大変貴重な勉強の機会となりました。

 今回大変お世話になりました藤田様、為貝様はじめSELP杜の職員の皆様、ル・プリの榎様、当日は快く笑顔でご対応いただき、誠にありがとうございました。またぜひ機会を作ってお邪魔させてください!


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