【中高生の活動】

【中高生の活動】

 

 【中高生の活動】

 くまさん横浜では、今月から中高生専用のデイサービス【くまさん横浜NEXT】をオープンし、「小学生」と「中高生」を分けて放課後等デイサービスの活動を行っています。

 理由は、やはり小学生と中高生では、体格や身体能力も違いますし、求められる訓練の内容も違ってくるからです。中高生にもなればそろそろ「将来」を見据え、就労や大人の社会で求められる訓練が必要になって来るため、主にそのような訓練を中心に行っています。

 その内容は様々で多岐にわたり、それぞれのお子さんの個別支援計画に基づいたきめ細かなものになっています。くまさん横浜は基本的に「集団活動」の訓練を重んじる事業所ではありますが、中学生になると個別の時間をしっかり取って、一人ひとりがデスクに座って課題を訓練する時間とスペースが設けられています。

 お子さんによっては「生活動作の訓練」、例えば「排泄」や「衣類の着脱」といったADLから、「洗濯物をたたむ」「食器を洗う」「掃除や洗濯をする」といったIADL、そして「文字の認識」「図形の認識」「色彩の認識」といったこと、さらに「指先の巧緻性」「左右の手で別々の運動をして作業をする」・・・といった様々な訓練があります。こうした項目の中から、ひとりひとりのお子さんの障害特性に合わせて課目を選び、訓練しています。

 くまさん横浜NEXTの指導訓練室は、全席イスへの着席制で、小中の頃みたいに「座卓で床に座る」ことはありません。いわゆる「床座り」をするとつい、床の上に寝転がってゴロゴロしてしまいがちです。しかし将来のことを考えると、大人になった時にどんな職場に行っても「床に寝転がってゴロゴロ」はできません。大人になったら、自宅を出ると社会ではほとんどの場所が、たとえ休憩の時でも「腰掛ける」ようになっており、そうしたことも子供のうちから訓練する必要があるのです。

 くまさん横浜は障害の重い子達が多く、昨年も利用の8割以上が「最重度(A1)」「重度(A2)」と呼ばれる知的障害児たちでした。登録ベースでは9割がA1・A2の重い子達となっています。時が来れば、いつか彼らも社会に出て「大人」として扱われる日がやってきます。

 その日が近づいてきている中高生こそ「小学生ではない」訓練」が必要で、くまさん横浜NEXTの子どもたちは皆、毎日くまさんでそのような訓練をしています。

 現在、くまさん横浜では2020年度の新規利用の児童をまだ募集しております。くまさん横浜は、学校がお休みの日は「学校休業日」として午前からのお預かりを実施しています。各曜日ともまだ若干の空席がありますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。


※くまさん横浜では、児童の写真は保護者の許可を得て掲載しております。
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