【外食体験してきました!】
2019年08月17日
【レストランに外食体験に行きました】
先日、中高生の子どもたちが「外食体験」に行きました。これは、レストランでみんなで外食を体験する活動です。
この日はサイゼリヤでランチにしました。予算は1000円です。計算ができる子は、1000円以内で何と何が食べられるか、メニューと電卓とにらめっこしながら考えます。
自分で計算をして「ドリンクバーまで入れると1000円より多くなるので、ピザを取るのでドリンクバーやめます」と計算する中学生もいました。
みんな思い思いの品を注文し、お友達とおしゃべりしながらお食事します。いつもの給食とは違い、学校の違う、くまさんでしか会えないお友達とのお食事は、ありそうでなかなかない機会です。みんな笑顔でお食事が進みました。
「外食」は、大人になったら必ず必要になる生活技術の一つだとくまさんでは考えています。
将来、保護者の方がお忙しい時に、1000円札一枚もらって「今日はお母さん忙しいから、悪いけど、ちょっとこれで何かお昼食べてきて」と言われても、そのようなことを練習していなければ、自分でお昼を食べることすらできません。
しかも一言で「外食」と言っても色々なお店があり「食べ方」にも色々あります。
たとえば、ハンバーガ屋さんのようなセルフサービスの店では、自分でカウンターまで行って食べたいものを注文し、席まで自分で運ぶことになっています。
また回転寿司でしたら、ベルトコンベヤーで流れてくるお皿を選んで自分で取らないといけません(しかも一旦取ったら戻してはいけない、というルールもあります)。
さらにこのサイゼリヤのようなレストランでは、注文を決めたら呼び出しボタンを押し、来た人に食べたいものを伝えます。お料理はウェイトレスさんが運んできてくれますが、ドリンクバーのようなものは自分で注ぎに行かないといけません。
・・・等々のように、外食での「食べ方」にも色々なパターンがあるため、できるだけ色々なお店の食べ方を知っておくことが必要なのです。
そしてお食事が終わったらお会計です。お店にお願いして、一人ひとりが自分の食べたものを会計しました。1000円札を渡してお釣りをもらいますが、そこでまた「レシートをください」と言ってきちんとレシートをもらう練習もしました。
くまさん横浜では、お子さんたちが「卒業したあと、大人になって一人で行きていくのに必要な生活技術」を訓練しています。一見変わったこういう活動も、こうした観点から行っている立派な訓練活動の一つです。
今のこの練習が、将来いつかきっと、大人になったお子さんたちの役に立つと信じています。