スタンプ押し

スタンプ押し










 

 くまさん横浜では児童にいろいろな療育活動を行っていますが、「実際に生活の中で役に立つ」訓練を重視しています。

 これまでにご紹介した「掃き掃除」「雑巾がけ」など、そうした日常生活動作の訓練はいくつもあるのですが、その中の一つに「スタンプ押し」があります。

 

 「スタンプを押す」ことは、一見なんでもないことのようですが、下記のプロセスをたどります。

 

 スタンプの上下左右を確認して持つ → インク台に置いてちょうどいい量のインクをつける → 紙の指定された位置にきちんと置く → 判面に均一に力を加えて押し、全面が押印されるようにする → インクが乾くまでそこを他の紙などにつけないなどの配慮をして紙を置く

 

 このプロセスをすべて意識してやると、児童によってはなかなか難しい作業になります。特に「押し加減でインクのつきが変わる」ことをあらかじめ予想して、今握っているスタンプを「ちょうどよい強さ」で押すのは、ちょっと技術がいるんですね。

 

 裏紙などで何回か練習をして、うまくなってきたら、くまさん横浜で使っている封筒や、保護者の方に出す請求書の明細や領収書など「実際に社会で使うもの」に押していきます。

 そのようなわけで、くまさんの封筒や領収書などの押印は、時々ずれていることもありますが、みなさんご了承ください(^_^)。

 

 


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