【いすゞプラザに行きました!】
【いすゞプラザに行きました!】
先日の土曜日、小学生から高校生まで合同で藤沢市の「いすゞプラザ」にお出かけしました。
いすゞプラザは、バスやトラックなどの大型車を製造しているいすゞ自動車株式会社が運営する「車の博物館」です。単に大きな車の実物が展示されているだけではなく、子どもたちの好奇心を刺激する様々な体験型アトラクションが用意されています。
当日は、沢山の車の運転席でハンドルを動かして運転手気分を味わう子、ミニカーの展示やジオラマ(都市模型)をじっくりと眺めて細部まで観察する子、大好きなバスの座席にゆっくりと座って降車ボタンを何度も「ピンポン」と押して楽しむ子(笑)、車の製造工程のコーナーでパソコンを使ったカラーリングシミュレーションに熱中する子・・・など、まさに十人十色の楽しみ方でした。
子どもたち、特に男の子たちは「大きな車」が大好きです。トラックやバス、自衛隊の特殊車両など、いすゞ社が製造している車は大型車が多く、まさに子どもたちにとっては「あこがれの車」ばかりでした。そんな憧れの車たちとたくさん触れ合い、間近で見て、実際に座ることができたことで、多くの子どもたちにたくさんの笑顔が見られました。
当日はもちろん貸切ではなく、周囲には一般の来館者の皆さんもいらっしゃいました。くまさん横浜の子どもたちは重い知的障害を抱える子が多いため、「列に並んで順番を守る」「静かにして周囲にご迷惑をかけない」などの公共マナーが守れるか、事前に心配もありました。
しかし今回は、おおぜいのボランティアの皆さんのご協力をいただき、合計16人の子どもたちに職員(ボランティア含む)が1:1で付き添うことができたため、安心して活動を行うことができました。
子どもたちにとって「お出かけ」は、公共マナーなどの社会性を身につけるだけでなく、見聞を広める絶好の機会でもあります。
世の中にはまだ自分が知らない素晴らしいものや場所があり、「遊び方・楽しみ方」にも様々な選択肢があります。大人になっていく過程でそうしたことを少しずつ知っていくことも、将来のQOL(=生活の質)を作っていく上でとても重要です。
障害ゆえに、なかなかご家庭での外出が困難な子どもたちも少なくありません。だからこそ、家庭外の活動でこうした「世界を広げる」ことが、将来の子どもたちの人生を豊かにすることに役立ちます。くまさんでは、子どもたちと一緒に「社会に出る」活動を通じ、一人ひとりの可能性を広げ、新たな発見や喜びに出会える機会を提供しています。
今回、くまさん横浜の子どもたちをあたたかく受け入れていただいた、いすゞプラザの皆様、ご協力いただいた北里大学のボランティアサークル「あしたぼの会」の皆様、他の高校生からシニアまでのボランティアの皆様にも、心より感謝申し上げます。皆様ありがとうございました!
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